鯖日和
F高校時代、
英語の教師で担任をサバと呼んでいた。
目が大きくて、とろんとしてるからではなく、
独特のなまりがあり、親しみのある粘りっこい話し方。
たぶん。京都あたりの大学出身か、生まれが関西だったかもしれない。
「・・・いかんやんかぁ」
と言っていたのは、どこのお国言葉だったろう?
男子校は男女共学となり、
今もそのあだ名は後輩に受け継がれているらしい。
「サバ日和やんかぁ」
サバを煮ながら、他のことをしていてキッチンに戻ると、
危機一髪!
煮詰まりすぎて焦げる寸前。
またまた鍋を台なしにするところだった。
煮汁はないけど、いい味してる。
煮付けはなかなかうまくゆかないなぁ。
真っ黒にこびりついた天日干しした鍋ひとつ、
日なたぼっこ中・・